青物狙い

 青物は早いと9月から釣れ出し、12月中旬に釣れなくなります。

9月  10月 11月 12月


近年人気のあるサワラやイナダなどの青物は、9月の中旬頃から湾の奥で釣れだします。
その他の季節でもサバの群れが入ってくることがありますが、近年見かけなくなりました。

サワラが本格的に釣れ出すのは10月に入ってからで、12月中旬頃には釣果が徐々に悪くなります。
魚の群れが居付くと12月末や年明けの1月でも表層でハネが出て狙えますが、近年は12月中旬には釣れなくなります。

参考:近年の状況
昔は9月末になると、湾奥で何千羽もの鳥がギャーギャー騒ぎ、その下では魚のハネが見られましたが、2010年.東北地方太平洋沖地震の年から鳥が姿を消し、魚の跳ねやボイルが見られなくなりました。

その後は少しずつ復活しましたが、2020年からは再び酷くなり、鳥の数が減り水面に飛び出す魚のハネも極端に減りました。
また、以前はボラの様にジャンプしていたサワラの姿を見る機会も極端に減りました。
毎年「今年こそは復活してくれ!」と祈りつつ青物を狙っています。

人気のコース
前半シーバスを狙い、中盤から青物を狙うコースが人気があります。
また、『青物狙い一本勝負』のコースをご希望される場合もありますので、どちらを選ばれるかはお客様しだいとなります。

尚、『青物狙い一本勝負』でご予約を頂いた際、お一人での乗船となった場合は、乗船料金が\3,000円プラスとなります。
(例:5時間の釣り 14,000+3,000=\17,000円)
(お二人での乗船となった場合は、料金に変更はありません。\14,000円×2名)

サワラの狙い方
サワラを含め青物類はオープンエリアを狙う為、表層付近で騒いでいる鳥を探したり、ハネやボイルを探し走り回る釣り方がメインとなります。
ただ移動が激しい魚で、前日に釣れた場所を狙っても全く反応がない事が良くあります。

2020年までは、表層でハネやジャンプする場所へルアーをキャストする『表層狙い』がメインで、怪しい場所を発見するために走り回っていました。

しかし近年は鳥が少なくなり、魚のハネやジャンプする姿が見えなくなった関係で、魚探でベイト反応を探し、ブレードの付いたジグ系で狙うスタイルが多くなりました。

実際、私の性格的にアタリがスグに出ない釣りは嫌いなので、ブレードの付いたジグをひたすら巻き巻きする釣り方はスグに飽きてしまいます。

ただ、私の好きなスタイルである、『表層の怪しい場所を探し回る釣り方』を行っても、近年では魚を発見できない事ばかり。
走り回る時間と燃料代の無駄となるので、仕方なく細かい移動を繰り返しながらジグを巻き巻きしています。

使用するルア-
表層狙いは、ミノー系・バイブレーション系が良く、底から表層まで探る場合はブレードの付いたジグ系を使用します。
ただ、表層狙いでミノー系への反応が悪い場合、ブレードの付いたジグ系をキャストすると釣れる事もありますので、お好きな商品をキャストして頂いて大丈夫です。

ルア-の種類
表層狙い(サワラ・イナダ)
ミノー系・バイブレーション系・ブレードの付いたジグ系がメインとなります。
不思議とTOP系は全く反応しない事が多かったので、近年は全く使用しなくなりました。

尚、ワーム系とビックベイト系は、ハネやボイルが出ている状態でキャストしたことがないのでわかりません。
ちなみに、サバ狙いではワーム系・ジグ系・タコベイトに針を付けたものなど、色々なものに反応しますが、ヒットしない時は何をキャストしても無視されます。

ミノー系
お好きな商品で大丈夫ですが、12cm以上の大き目なサイズより、8~10㎝の小さめなサイズの方がバイト率が高いです。
ただ、この大きさの問題は乗合船など大勢でキャストする条件に於いては、飛距離が重要ですので、おのずと大きめがメインとなります。

当船の様な少人数の小型船では狙い目の魚に近づけますので、バイト率の高い小さめのルアーで対応可能です。
また、シンキング系・フローティング系が良く、表層に波紋を出すトップ系はバイト率が非常に悪いです。

底から表層狙いのジグ系
近年流行となったブレードの付いたジグ系は、サワラブームで色々な商品が発売されています。
実際、どの商品が『特別バイト率が高いか?』とは言い切れませんので、お好きな商品で大丈夫です。
 
 

 

ご準備頂く重さ
30gと40gを使用します。
また、鉛かタングステンかは好みの問題なので、どちらでも大丈夫です。

尚、50gを使用する水深は狙わない事と、海が荒れ『船がブッ飛ぶ』条件では出船しませんので、40gまでで大丈夫です。

参考:ラインにフックが絡むトラブルについて(俗に、エビルとも言います)
人気の高いメタルマジックですが、キャストした時にサミングを完璧に行っても、リールを巻き始めた途端、ラインにフックが絡むトラブルが時々発生します。
このトラブルを嫌い他の商品に変える釣り人も多いです。(私もその一人)

リールの巻取り量
皆さんご存じとは思いますが、青物狙いは早巻きでルアーを動かす釣り方が良い釣果を出します。
特にブレードの付いたジグ系は、『超早巻きが有利』と言われるぐらい早巻きを要求されます。

この早巻きを楽にするには、各メーカーから発売されている『ハイギアモデル 4000~5000番』を利用するのが疲れない秘訣です。
表現を変えると、リールを一回転回す事で、1m前後(1mに出来るだけ近く)巻ける商品を選ばれるのが良いです。

参考:リールを巻くスピードについて
『超早巻きが有利』と言われていますが、実際に釣りをされているお客様の巻くスピードを見ていると、普通に巻くスピードより多少早いスピードでも良くヒットされるお客さまがおります。

特に朝方は遅いスピードでもバイトがあるので、当日のヒットパターンを探すには、色々なスピードを試された方が良いです。