シーバス編 当船の狙い方

 シーバス狙いは、ストラクチャー狙いがメイン!

当船が行うシーバス狙いは、魚が付きやすい『ストラクチャー』をメインで狙う釣り方となります。
ストラクチャー以外のオープンエリアも季節によっては狙いますが、狙う頻度はかなり少ないです。

使用するルアーは、ミノー系・バイブレーション系・ワーム系となり、表層狙いの釣り方がメインとなります。
また、季節によっては近年流行りのビックベイトを多用します。


逆に、ジグ系を使用した底から表層まで狙う釣り方は、個人的に好きではないので殆ど行いません。
但し、1~4月に表層狙いで釣れない場合、仕方なくジグを使った釣り方をする場合があります。

ストラクチャー狙いの特徴
ストラクチャーをメインで狙う釣り方の特徴は、狙うポイントに『魚が入っいているか?』の判断がしやすいことです。

ルアーに反応しバイト&ヒットがある!
 積極的に攻める
たまにルアーに反応するので、少し魚が入っている感じる?
 使用するルアーや狙い目を変えながら少し粘ってみる
ルアーに全く反応がない!
 『粘る価値なし』と判断しポイント移動を繰り返す

ちなみに、釣れる可能性の高いポイントを探っても反応がない場合、ルアーの種類を変えたり、探る水深を変えればルアーに反応することがありますが、長年の経験からヤルキのある魚を『効率良く攻め釣る事』を優先した方がキャッチ数が増えると考えています。
実際、狙うポイントにどの程度の時間をかけるかは、釣り船の船頭の経験と野生の勘しだいだと思います。

移動時間が増えた場合の対応
当船では上記の様な狙い方をしますので、狙うポイントに魚が入っていないと必然的にポイント移動が多くなり、移動に時間を必要とします。

当船の乗船時間は、釣りをしている時間を、5時間・8時間としております。
この為、ポイント移動する時間は含みませんので、『5時間の釣り』をご予約された場合、釣り開始から終了までの時間が『6時間半以上』になるケースが殆どです。
 

例)5時間の釣りを選択出船からポイント到着まで30分釣り開始大きなポイント移動で1時間半ほど使用釣り終了

この場合、5時間の釣り以外に、移動で30分+ポイント移動で90分=120分(2時間)
この2時間に帰港時間の30分をプラスすると、
出船から船着き場到着まで7時間半ほどとなります。(5時間+2時間半)

但し、1箇所のポイントで細かい移動を繰り返す場合については、釣りをする時間に含まれます。
逆に魚が釣れない時など、大移動で時間が掛かり過ぎた場合は、無料で時間を延長し、8時間以上釣りを続けるケースもあります。

尚、終了時間となっても魚がコンスタントに釣れている場合は、無料で時間を延長し、釣りを続けるケースが時々あります。
以上の様に、当船の場合は、釣り開始から5時間・8時間が経過した段階で、強制的に釣りを終了する事はありません。

ストラクチャー狙いにおける乗船人数について
当船の乗船人数はチャーター扱いで4名さままでとなっておりますが、予約乗合では、2名さままでとしております。
詳細については、【遊漁船のしくみ→乗船人数について】を参照してください。

 
ストラクチャー狙いの場合、船をストラクチャーに近づけ、魚が釣れる可能性の高いポイントを正確に狙える位置を流します。

ストラクチャー狙いの特徴は、先頭でキャストする方のヒット率が高く、2番目でキャストする方はヒット率が半減します。
そして、3番目、4番目でキャストする方は、先頭と2番目が探った後を再び探るスタイルとなる関係から、ヒット率がかなり少なくなります。

友達であれば仲良く順番を交代しながら楽しめますが、他人同士の場合は、私が順番の入れ替えを指示しながら釣りを行いますので、気兼ねせずに釣りを楽しめます。
当船では、この立ち位置による不公平をなくすため、予約乗合の乗船人数を2名さままでと少なくしております。

キャストの技術
ストラクチャー狙いで重要な事はキャストの技術です。
狙うポイントには魚が高確率でバイトする狙い目があり、必然的にそのポイントを狙う事ができればキャッチ数が増えます。

ただ、日頃から川の河口などのオカッパリで釣りをされている方は、飛距離を飛ばすことを重視している関係から正確なキャストが不慣れな方が多いです。
そして、このキャストのコントロールの問題で乗船する事に悩む方は多いです。

実際、初めて乗船されるお客さまは、ルアーをストラクチャーにブツケて壊される方もおりますが、一度乗船しコントロールの重要性をお知りになると、オカッパリの釣りで目標を決めてキャストするようになり、その成果が次回乗船した時に発揮されます。

その練習の成果が、乗船される度にバイト率の増加となりますので、ご自身のレベルアップに繋がります。
まあ、日々の練習って事ですね!
コントロールに自信のない方も、ご遠慮されずお越し頂けると嬉しいです。


キャストの方法について
当船が狙うポイントには、真っ直ぐにキャストできれば大丈夫なポイントと、横投げか下投げかチョイ投げが出来た方が良いポイントがあります。
真っ直ぐキャストする事は皆さんある程度できますが、横投げや下投げは苦手な方が多いです。
お客さまによっては、下投げがしやすいベイトロッドとリールを使われる方もおります。

初めて乗船される方は、他船で穴打ちなどの釣りをされている方以外は苦労されます。
ただ、ブラックバスを狙っていた方は上手い方が多いです。

この上手くできなかった事も大事で、その経験からオカッパリで練習するようになるので、皆さん乗船する度に少しずつ上手くなっています。

 
参考:キャストの練習
上図の様に、対岸にある木・鉄塔・マンションなど、日頃から目標を決めてキャストする練習をしましょう。
また、You Tubeで動画による説明が数多くアップされていますので、キャストの技術アップとサミングの方法について勉強しましょう。
ちなみに、アングラーの村田基さんの動画はきっと参考になると思います。

サミングの重要性
スピニングリールを使用する釣り方では、ラインを『サミング』する技術が必要となります。
オカッパリでは飛距離重視な関係で、普段からサミングを行わない癖がついている方が多いです。
実践されていない方は、この機会に覚えてみてはいかがでしょうか?

ルアーフィッシングに於いてラインのサミングは重要で、3つの利点があります。
①ルアーをキャストした際、サミングしながらルアーを着水させないと、リールの巻き初め部分にフケたラインを巻き込んでしまうことがあります。

その状態でにキャストすると、フケたラインの部分がガイドに絡む事があり、釣りを中断しロッドに絡んだラインを直す事に時間を費やします。

特に現在主流となっているPEラインではトラブルが多く、簡単に直らない時はラインを切断し、リーダーを取り付け直す手間がかかります。
②ストラクチャー狙いの場合、ミスキャストしてしまった際、サミングしている指でスグにラインを止める事ができるので、ルアーをストラクチャーにブツケる事が少なくなります。
③キャストしたルアーが着水した瞬間、ルアーにバイトする事が良くあります。
この際、サミングして着水させる事ができればスグにリールを巻けるので『巻きアワセ』を入れる事ができますが、サミングしていないと、ラインのフケと取っている間に巻きアワセを入れられないので、バラシや乗りそこないとなるケースが多いです。

ラインの糸ヨレを解消する方法
釣りで便利な商品の紹介です。
商品名は『ヨリトレール』で、ラインの糸ヨレによるトラブルを解消する商品です。

  
スピニングリールを使う釣りでは、リールの構造上、キャストする度にラインにヨレが入ります。
ダイワ商品ではヨレを取る『ツイストバスター構造』、シマノでは最高級品のステラでもラインにヨレが入ります。

近年は殆どのお客様がPEラインを使用しています。
ラインにヨレが入ると、ルアーをキャストした際、TOPガイド周辺でラインがガイドに引っかかるトラブルが発生します。

この”ラインが絡んでイライラ ”している皆さま、この商品を使用するとスッキリ解決しますよ! マジです! ホントです!

釣り仲間のオガちゃんが購入し試した結果、トラブルは極たまにしか発生しなくなりましたので、改善できたと考えて良いです。
ちなみに、オガちゃんのリールはステラ、ロッドはワールドシャウラです。

使用方法は簡単で、釣行前または釣行後、この商品をルアーの様に取り付けて3回キャストするだけです。
オガちゃんは釣行後に、私はフロロカーボンラインですが釣行前に行っています。

この商品はラインに直接接続するだけでOKな商品ですので、スナップ付きのヨリモドシを使用している方は、ヨリモドシが付いていない状態で使用しないと効果はありませんのでご注意を!