黒鯛編 > 当船の釣り方紹介
当船が行う”船の上からの落し込み釣り”は、黒鯛の落し込み釣りで使用する短竿2.7mを使用します。 短竿の長さは釣り人の好みの問題ですが、2.1m~3.1mの間となり、2.7mが使いやすいです。 ルアーロッドの場合は、6~7フィートが使いやすく、8フィートの長さだと長すぎて使いづらいです。 狙う場所は沖合の障害物で、堤防の岸壁・橋げた・丸いクイなど様々です。 黒鯛は人間の気配を感じない障害物で生活していますので、その警戒心の少ない黒鯛を船から狙います。 |
■狙うポイントまでの距離
当船の場合、狙うポイントまでの距離は、おおよそ0~3mとなり、平均すると2m前後となります。 距離が近いメリットとしては、狙い目となるクイの右側や左側など、狙いたい位置にエサを投入する事ができるからです。 今までの経験から、ヒット率の高い狙い目がありますので、その狙い目に正確にエサを落とす事により、必然的にヒット率がアップします。 実際には、狙うポイントに到着した際、お客さまに”当日の狙い目”を簡単に説明し釣りを開始します。 実際当船で経験されるとわかると思いますが、狙い目までの距離が近いので仕掛けの投入は楽だと思います。 逆にデメリットとしては、海水のニゴリが薄いと魚が警戒してエサを無視したり、ゆっくりと底方向へ沈んで(逃げて)行きます。 |
船から障害物までの距離は、狙うポイントにより様々です。 下図の様に、障害物ギリギリの場合もあれば、3mぐらい離す場合もあり、平均値は2m前後となります。 この距離の問題は狙うポイントにより異なります。 船頭としては、お客様が最も釣りやすい位置に正確に船を寄せて釣りを続けます。 仕掛けの投入は竿の長さ分を探る場合もあれば、ラインを少し出し、仕掛けを投入する場合もあります。 初挑戦の方には、仕掛けの投入方法を親切丁寧にお教えしますのでご安心ください。 チョットしたコツがあり、比較的簡単でできるようになります。 |
船からの落し込み釣りの欠点は、海水のニゴリ具合により釣果が変動する事です。 詳細は別の項目で説明しておりますが、海水のニゴリがなくなりスミスミの奇麗な海となると釣果が激減します。 この様な場合、使用するロッドの長さを変え、3.9~5.4mの長竿を使用することもあります。 近年はニゴリの問題でそれほど悩まされていませんが、ニゴリが薄い年は長竿を使用する機会が増えますので、ご予約を頂いたお客さまには事前にお話しし、出船するかご予約をキャンセルするかを判断して頂いております。 ちなみに、長竿は3.9~4.5mが使いやすいです。 Uガイド商品・テレガイド商品、共に使用可能です。 お持ち出ない方には貸し竿を準備しております。 |
■仕掛けについて
■仕掛け:ハリス・針・ガンダマ □ハリス:フロロカーボンの2号 □針:お好きな物 □オモリ:ガンダマB~4B ■仕掛け:短竿編・ラインについて □ライン:2.5~3号(推薦号数:3.5~4号・磯釣り用) 一般的な落し込みようのラインは、3号までしか販売していません。 この為、3.5号以上の太さのラインは、磯釣り用で見いやすいラインカラーを選んで使用します。 一般的な2~2.5号でも大丈夫ですが、ハリスがフロロカーボンの2号なので、引っ張りっこするとライン側が切れるのとが多い事から、ラインは3号以上の太さがお勧めです。 ■仕掛け:ルアーロッド編 スピニングロッド派の方とベイトロッド派の方がおり、お好きなロッドを使用する傾向にあります。 私の感想としては、スピニングロッドの方が使用しやすいと思います。 □ロッドの長さ:6~7フィート(お勧めは6フィート) □ライン:PEラインの場合は1~4号、ナイロンの場合は3~4号。 落し込み釣りではラインの変化でアタリを取りますので、見やすいカラーのラインがお勧めです。 また、PEラインの太さについては気になりませんので、見やすさと根ズレ対策の為には太い方が良いです。 PEラインは、カキガラやフジツボなどに擦れると簡単に切れてしまうので、お勧めはPE2号以上です。 参考:一般的なルアー用のラインは水面に浮かべると視認しにくいカラーが多いので、黒鯛特有の”止まるアタリ”の判断がしにくいです。 お勧めは色合いの濃いラインで、黄色や緑色などがお勧めです。 また、船釣りで使用する5色のカラーの入ったマーカーラインもお勧めです。 |