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■堤防特有のクセ・その1
東京湾の各堤防には、年間を通し釣れる可能性の高いポイントが存在します。
その場所は潮通しの良いコバ(堤防の角)付近であったり、
海中に沈み根がある近辺だったり、
堤防の継ぎ目(スリット)だったりと様々です。
また、その年によって特別ヒット率の高い場所が存在したりします。
この様な特別のポイントを知るには同じ堤防に通い、
黒鯛が釣れた時の条件や場所を調査したり、
地元の釣り人と交流を図り、秘密のポイントを教えてもらうのが良いでしょう。
とは言え、他人に聞いているようでは上達が遅くなります。
なので私は、地元の釣り師が「どのポイントをどの様に探っているか?」を、近くで釣りをしながら横目でチェックします。(もちろん、気付かれないように)
そこから明らかになる事は、釣れる可能性の高い場所では、他の場所に比べ仕掛けを落す回数が多くなったりシツコク攻めたりと、他の場所とは明らかに違う攻め方をします。
この時、ヘチ狙い以外に、チョイ沖目・沖目・大遠投といった具合に、ヘチ以外の場所を攻めた時には仕掛けを投げ入れた距離の確認や、仕掛けを潮に乗せ、どの様に流すかも確認しましょう。
そして、エサの着底に対し『どんな感じで聞き合わせを行なっているか?』、『オモリは? エサは?』と色々とチェックしちゃいましょう。
すると、初めて上陸した堤防の攻め方がわかってきます。
この堤防は ヘチ狙い? 沖目狙い? 底釣りがメイン? タナ釣りがメイン?
タナ釣りがメインだとすればどのくらいの水深まで探っているか?
堤防のコバ付近に釣り人が多いな~。 釣れる可能性が高いのか?
ある特定の場所だけ仕掛けを4mぐらい沖へ投げている。 もしや根があるのか?
あの場所だけ底付近にエサを置いている時間が長い、かなりシツコク攻めているな~。
アレレ、もう一度同じコースを探り始めた!
など、地元の釣り師の行動で明らかになる事は多いです。
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■堤防特有のクセ・その2
各堤防には、釣れる可能性の高い条件が存在します。
その条件とは、
『潮流の向きと速さ』 『風向きと風速』 『潮位』 『海水のニゴリ具合』により、釣れる可能高くなったり低くなったりします。
例えば、野島堤防の○○堤防は、
下げ潮 + 流れの速さは早くもなく遅くもなく + 風向きは北又は北東の風 + 風速2~5m+潮位は満潮から下げ7分ぐらいまでが良い + 海水にニゴリがあれば最高。
横浜堤防の○○堤防は、普段から潮があまり動かない場所。
しかし、○○方向から風速4~7mの風が吹くと、風の当たっている側でのヒット率が高くなる。
上記の様に、堤防特有のクセがありますので、どこの堤防がどのような条件でベストかを把握すれば、おのずと釣果がアップします。
実際問題、渡船屋でどの堤防に乗るか迷ったら、日頃から黒鯛を良く釣る釣り師を見付け、その釣り師をストーカーしましょう。
ストーカーをすれば、当日の条件に最適な堤防に上陸し、尚且つ、その釣り師の釣り方を盗めば釣果倍増間違いなしですよ!
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