■7月7日(金) 
 エサ釣り・黒鯛 やまちゃん


■黒鯛× 14匹



■コメント: 黒鯛狙い苦戦中!
季節的に黒鯛狙いには最高の季節であり、海水のニゴリもあり条件は良いのですが、
アタリが少なく、釣れるサイズも小さい状況が続いています。

釣れない要因は、黒鯛のゴハンとなるカラスガイが、非常に少なくなってしまったからだと思います。。
なので、ゴハンを探しにアチコチに移動しているのだと感じています。

ちなみに、カラスガイは3年連続で付着の悪い年になってしまいました。
そんな付着の悪い年でも6月には小さなサイズがポツポツと付着していましたが、
その付着していたカラスガイをお腹を空かせた黒鯛が捕食してしまい、
狙う障害物がツルツルの状態になってしまった事が数が釣れない要因だと思います。

東京湾・湾奥の場合、例年8月にカラスガイは海水の水温上昇で死滅します。
全てのカラスガイが死滅するわけではなく、生き残りも多数存在します。

そして、死滅する前に子孫繁栄のための産卵?を行うようで、
8月末頃には小さなカラスガイが付きだし、一気に大きく成長します。

昨年は良い天候が続き南風が吹く事が多かったので、7月の末に死滅が始まりました。
また、8月に北風が吹く回数が多かったり、雨降りの天候が多い年は水温が低いままとなる関係で、
死滅しない年もあります。

遊漁船の仕事をはじめ今年で16年になりますが、2022年以外の年では8月に死滅しています。
なので、近年は16年連続で死滅している事となります。

では、高水温による死滅ではなく、黒鯛に捕食され7月の前半でツルツルになってしまった障害物が、
再びカラスガイに覆われる可能性はあるのか?
その答えは全くわかりません。