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■6月8日(火) エサ釣り・黒鯛 はらちゃん なべちゃん
□黒鯛= 10匹 最大:48cm×2匹(はらちゃん)
□はらちゃん= 5匹(48,48,43,41,39cm)
バラシ=5匹/スッポヌケ=なし/エサ潰され=3回
□なべちゃん= 4匹(45,43,38cm+チンコロ)
バラシ=3匹/スッポヌケ=4匹/エサ潰され=1回
□福の神さん= 1匹(42cm)
■この日の題名: 政権交代
ヤッター! ハラちゃん、バトルで勝利!
待ちに待った政権交代の時が来た!
黒鯛の落し込み釣りをハラちゃんに教えたのはナベちゃん。
ゆえに、ハラちゃんにとってナベちゃんは釣りの師匠である。
その師匠に勝つ為、長年に渡り苦しい試練に耐え、精進を続けてきた。
で、今回、念願の勝利となった!
いや〜、おめでとうございます。
ちなみに、当日釣りをしている時には、なぜかしら同数をキャッチしたと思っていた。
なぜかはわからないが・・・。
で、写真を編集するとナベちゃんが4匹。 ハラちゃんの勝利となった。\(^o^)/
このコメントを読んで、ハラちゃん喜ぶだろうな〜。
この日は朝から船頭の野生の勘が外れっぱなし!
スッポヌケとバラシが数回あったが、ノーキャッチ状態が長時間続く事になる。
ついでにホボ無風の状態が続き、潮も流れず、海水もスミスミ。
釣れる気がしない状況での釣りが続いた。
とあるポイント。
ナベちゃんに待望の黒鯛がヒットするが水面でバラシ!
その後、ハラちゃんが本日初物をキャッチした。 \(^o^)/
その数分後、ナベちゃんが障害物に仕掛けを引っかけブッチン!
その間、障害物に船を寄せ、ハラちゃんがヨコのポイント、船頭が手前のポイントを狙える位置に船を付ける。
で、私の一投目、運良く黒鯛がヒットし無事キャッチ!
ナベちゃんより先に釣ってしまった! アハハ・・・
で、「一投しかしていないのに黒鯛を釣るなんて、俺って天才!」
「黒鯛を釣るのはこんなに簡単なのに、なぜお客さまは釣ってくれないのだろう?」
「あっそうだ、ナベちゃんだけボーズ〜〜!」
と、チキチク光線を放出し、お客さまにプレッシャーをかける。 (~o~)b
チンコロ キャッチ!
で、ナベちゃん、ベイビーサイズとチンコロをキャッチ!
いや〜、良かったですね!
で、いつも通りのアホアホ表情でパチリ! (~o~)
その後も苦戦しながら釣りが続き、イマイチの釣果で試合終了となる。
トホホホホ・・・。
そうそう、この日、ナベちゃんに面白い事を言われた。
それは船の流し方の問題。
この事は面白い事なので、皆様にご紹介しましょう。
ナベ:「今日はハラちゃんが釣りやすいように船を付けている。俺に釣らせないようにする作戦でしょ!」
船長:「そんなことないよ! いつも通りだけど・・・」
ナベ:「どう考えても、ハラちゃんの立ち位置から竿を出しやすい位置に船を付け、俺の立ち位置からは狙いにくい場所ばかりになる」
船頭:「たまたま、風や潮の流れのせいで、そなっただけだよ!」
ナベ:「長年この船に乗っているからわかるんです。 絶対俺に釣らせないための策略でしょ!」
船頭:「アハハ・・・、常識的に考えればわかるはず、あえて、お客さまに釣らせないようにする船頭なんて居るはずないじゃない!」
ナベ:「まあね〜 でも、政権交代させる策略かも?」
船頭:「ハッハッハァ・・・バレた!(~o~)v」
船頭:「実際は下記の通り」
「船の流し方や狙う障害物との距離は、当日の風向きと潮の流れ具合に大きく左右されるんだよね〜」
「それと、海水のニゴリ具合により障害物との距離を変えている」
「同時に、お客さまの仕掛けの投入レベルに合わせ、船を流す位置を微調整しているんだよ!」
「だって、仕掛けを入れられなければ釣れないんだから・・・」
「あのポイントで、船首を障害物から遠ざけ、船尾を障害物に近づけて流す方法、あれが船の流し方で一番難しい流し方なんだ!」
「効率よく障害物を探れ、尚且つ、先頭・2番目共に、魚を掛けた時に障害物から魚を引き離しやすい。」
「ついでに、ヤリトリの最中に船を障害物から引き離すこともできる」
「そう、ヒットした魚にブッチンされないような配慮まで考えて流しているんだよね〜」
「でも、一番難しい流し方なのには理由があって、一瞬でも船首が障害物に向いてしまったら、潮の流れと風の影響で障害物から船を引き離せなくなる危険性がある」
「そして万が一にも失敗したら船を障害物にブツケて壊すことになるんだよね!」
「なので、あの流し方はできるだけ行ないたくないのだけれど、短時間で効率よく攻めたい時にはアノ方法で攻めるようにしている」
「それ以外の場所も、当日の条件で最高と思われる位置に船を付けたつもりだけどな〜」
「でも、当日はスミスミだったので、普段より少々船の位置を離したのは確かだけど、お二人の投入技術なら問題ないと考えての事」
「まあ、昔の船の時の流し方と新艇での流し方を比べれば、昔の船の方がスムーズで釣りやすかったのは確かだと思う」
「その理由は、昔の船ではオールを使い船首の向きを微調整することができたから」
「今使っている新艇では、オールを使って船首の微調整ができなくなった」
「それは船の喫水の問題と重量の問題で、オールでこいでも船首が動かなくなったことが原因」
「昔はオールで2,3回ヘリをこげば船首が横にふれたが、今ではエンジンを使い、前進・後進を細かく入れながら微調整するしか方法がなくなってしまった」
「この関係から、船の流れ方が少し早くなったり遅くなったりしちゃうんだよね〜」
「で、今と昔を考えて、どちらが船頭として楽かを考えると、昔の方が船の流し方が楽だった」
「それはオールを使えたから」
「普通に考えるとエンジンで前進・後進をいれた方が楽なように思うけど、船のエンジンの場合、たた単純に前進・後進を入れただけでは思い通りの方向に船首が向いてくれない」
「船首を思い描いた方向に向けるには、向けたい方向にハンドルを一杯に回してチョイ前進、その後、船を前に進めない状態で更に船首の方向を変えるために、先ほどとは逆方向にハンドルを一杯に回してチョイ後進、再度、ハンドルを一杯に回してチョイ前進、その後ハンドルを中央に戻す。 この繰船を短時間で行なわなければならないんだよ」
「この複雑で面倒な前進・後進の作業が、昔はオールで2,3回こくだけでできたんだから、今と比べると昔は楽だったな〜」
「ちなみに、ハンドルを右一杯から左一杯まで回すににのは8回も回さなくてはならないんです」
「ちょっと船首の角度を微調整するだけでハンドルを8回×3回+4回転回さなくてはならないんです」
「多分、船首で竿を出しているお客様には、船頭が後ろでどれだけ苦労しているかわからないはず」
「釣りをしやすい位置をキープし、尚且つ、効率よく船を動かすことに・・・」
「もちろん、風や潮の流れ方が理想通りの場合には、船を思い描く通りに流せるので楽な時もあります」
「しかし、チョットした風向きの変化で船首が向いて欲しくない方向へ向いてしまうので、この調整に苦労する事となります」
「まあ、この操船がどれだけ大変かは、休憩しながら私の横で見ていれば理解できると思います」
「それに、この仕事をはじめて以来、船の操船では一度も妥協した事がありません」
「その時自分にできる最大限の努力をし、一匹でも多くの黒鯛を釣っていただく為に寝る時間を削り頑張っています」
「但し、私が一緒に竿を出す時には船を付ける距離が若干遠くなったり、船の進むスピードが遅くなり効率の悪い船の流し方になる事が時々ありますので、竿を出したくてもできる限り我慢するようにしています(~o~)」
「また船を流す距離は、私が船首で竿を出すとしたら、どの位置に船を付けてくれると嬉しいかを考え、同時に、お客さまの仕掛けの投入技術考えポイントへ船を流します」
「話は変わりますが、この仕事をしていて一番哀しい事は、一回一回苦労しながら船を障害物に近づけているのもかかわらず、仕掛けの投入を止めてしまうお客さまがいる時です」
「それも、竿を振れば簡単に投入できる距離であるにもかかわらず・・・」
「もちろん、『アソコも狙ってみて!』と指導しますが、お客さまは、『狙っても釣れる気がしない』との理由から狙ってもらえないことが時々あります」
船頭の船を流す苦労は、てな感じです。
多分、当船以外の同業者の方も苦労されていると思います。
そうそう、私の黒鯛釣りの師匠が2年後に定年します。
で、遊漁船をはじめる予定です。
で、船も手に入れ準備が進んでいます。
で、今年から時間がある時に福の神丸に乗船し修行するとの事。
とゆうことは、師匠に船頭を任せ、私が3番目から竿を出しジャンジャンバリバリ黒鯛を釣れるって事?
キャ〜〜ウレピ〜〜
で、その逆もあり、師匠も仕掛けの投入がメチャ上手いので、3番目から黒鯛を釣り、お客さんをヒーヒー言わせるはず。
で、3番目で竿を出す釣り人に黒鯛を釣られる悔しさを知ったお客さまは、今まで以上に投入の練習をし優秀な黒鯛師に育つ。
これぞ一石二鳥。
ウッシッシ・・・
は〜やくコイコイ師匠さん!
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