■10月8日(土) ルアー・シーバス 山腰さん 風羽さん

□ナイト・シーバス= 10匹ぐらい +40cm前後の放流サイズ×20匹前後
サイズ: 50〜54cm=5匹ぐらい /45〜49cm= 5匹ぐらい

□デイ・シーバス= 58匹ぐらい +40cm前後の放流サイズ×150匹前後?
サイズ: 60cmUP=1匹 / 55〜59cm=10匹ぐらい / 50〜54cm=25匹ぐらい / 45〜49cm=23匹ぐらい



■この日の題名: 欲求不満からの開放
黒鯛狙いで出船していると、シーバスの入りが良いストラクチャーがある程度わかる。

そのポイントにルアーをキャストすれば高確率で釣れるわけだが、黒鯛釣りの最中に船頭がルアーを投げるわけにはいかず、シーバスの気配や行動(ハネ)を見ないよう、日々努力を続けていた。(~o~)

釣り仲間の話だが、
「シーバスや青物のハネが出ている時、その場所へルアーをキャストせず、その場を通り過ぎる行為は、路肩で綺麗な女性が豊満な胸をさらけ出し、スカートをめくって、『私と遊ばない? タダでいいわ!』と、語りかけてくるのと同じ。 その女性の甘いササヤキを無視して走り去ることは、果たしでできるだろうか?」と話していた。

友人は、「ムリ」とゆう。
私は、「甘い罠には注意が必要」と思い、その女性の姿をジックリと観察してからその場を去る。
アハハ・・・

チョット卑猥な表現ですが、そのくらい魅力的な出来事だとゆうことです。
もちろん、独身一人暮らしの私ですが、セイコちゃんやフッキーちゃんの甘いササヤキには引っかかりませんよ!
だって黒鯛師だもん! (~o~)b

とは言え、ルアーフィッシング大好きな私。
どうにも我慢できない時には、黒鯛師にルアーをブン投げさせています。
ハッハッハァ・・・

そして、セイコちゃんやフッキーちゃんの甘いササヤキに耐え続ける日々が続き、「ルアーをブン投げてシーバスを釣りたい!」との願望を強く持ち、欲求不満が溜まってゆきました。

ちなみに、今年はオミアゲに最高の青物(イナダ・サバ・ソウダガツオ)の鳥山がアチコチで出ていた関係から、ルアーをブン投げる機会が多かったので、いつもルアーロッドを持ち歩いていました。 (~o~)v


余計な話が長くなりました。
で、当日のお話を!

待ちに待ったルアーによるシーバス狙い。
まずはナイトゲーム。

予定通りのポイントで予定通り釣れ、船頭はホット一息。
釣れるサイズは放流サイズが多かったので、バラシとバイトのコンが多発し、非常に楽しい釣りとなりました。

正直言って、予定していたより魚の群れが入っており、1時間ほど楽しいルアーフィッシングを満喫でき、超ラッキーでした。

夜明けが近づいたのでデイゲームのポイントへ移動。
予定していたポイントAでの反応はイマイチだったが、それでもポツリ・ポツリと反応があり、8匹前後キャッチした。
(キャッチ=5匹ぐらい&リリースサイズ3匹前後)

そのポイントでは釣果が望めないと判断。
ポイントBへ移動した。

予想ではポイントBがこの日の大本命と思っていたのだが、実際には予定していたほどバイトはなく、釣れるサイズも40cm前後の放流サイズがメインだった。
とりあえず、写真がないと寂しいので、少々大きめのサイズが連続で釣れたところでパチリ!

その後、ヒットするサイズが放流サイズばかりになったので移動する事にした。
(キャッチ=4匹&リリースサイズ×10匹ぐらい 実際には船には取り込まず水面でリリースするケースが多かったので、リリースした数は10匹よりかなり多い)

ポイントCへ移動途中、小さな鳥山があったので3,4回寄り道したがノーバイト。
一箇所で、一人3〜5回キャストしては移動する短時間の釣りを繰り返した。

ポイントCに到着。
幸先良く一投目からシーバスがヒット!
ワンキャスト・ワンヒット&バイト状態となり、ダブルヒット・トリプルヒット状態となる。
まあ、簡単にゆうと、入れ食い状態。

しかし釣れるサイズが小さく、釣れる魚の8割は40cm前後の放流サイズ。
なので、「少しでも大きいサイズを!」と思い、幼児虐待を続けずに済むいよう細かい移動を繰り返した。

しかし、アッチを攻めてもコッチを攻めても放流サイズばかり。
その中に、ポツリポツリと50cm前後のサイズが混じる釣りとなる。

まあ、キャストする位置が良いとルアーに高確率で反応するので、船の上ではお客さまが大騒ぎ!
「よし、食え・食え!」 「ヨッシャー!」 「くそ〜〜」 「アッ、ミスキャスト!」「ク〜、面白い!」と、皆で子供の様にはしゃいでいた。 (~o~)


すると、あるストラクチャー付近のみ55cm前後のサイズが多い事に気付く。
そのポイントでキャッチ数を伸ばしたが、狙っているポイントCは、それほど多くのストラクチャーがあるポイントではないので、魚がルアーに警戒し、バイト数が急激に減る事となる。

で、ポイント移動。
ポイントDでは放流サイズの反応はあったが、バイト数は少なく、釣れるた数は放流サイズが5匹ぐらいだった。

で、ポイントE移動。
一箇所のストラクチャーで放流サイズのバイトが数回あったが、サイズが小さいと判断。
運良く1匹キャッチしたが、予定通り40cmぐらいのセイコちゃんだった。
その他のストラクチャーはノーバイトだったので移動。


次の移動では、移動先について悩む。
ここ最近狙っていないポイントへ移動するか、大本命と期待していたポイントBへ再び戻るか悩む。
悩んだ末、再びポイントBを攻める事にした。

ポイントBに到着。
しかし、先ほどのように魚の反応はなく、アチコチ攻めるがノーバイトの連続となる。
で、唯一一箇所のストラクチャーのみ反応があり5匹ほどキャッチしたが、全て放流サイズだった。

で、再び移動するポイントで悩む。
結果、先ほど釣れたポイントCに戻る事にした。
しかし結果はパットせず、放流サイズが10匹ほど釣れただけとなり、更なるポイント移動を決断した。

ポイントFに到着。
釣り終了の時間となったので、このポイントを攻めて釣りを終了する事にした。

このポイントには多数のストラクチャーがあるのだが、攻めてみると全くバイトがない。
それでも釣れる可能性の高い場所であり、お客さまのお気に入りのポイントでもあるので狙い続けた。
結果、一発もバイトせず撃沈!
釣り終了となる。

いや〜、後半はパットしなかったが釣れて良かった!
でも、60cmオーバーが1匹だけたったのは寂しい・・・。
まあ、欲求不満が解消できて良かった。 \(^o^)/


そうそう、今回ポイント移動の詳細を細かく記載したのには理由があります。
それは、当船の行なうルアー・フィッシングの人気が良くないので、当船の行動パターンを知って欲しかったのです。
そう、黒鯛狙いは人気があるのですが、ルアーはイマイチなのです。

ルアーマンのお客さまは、「ストラクチャー狙いの釣りは非常に楽しい」と言われますが、一般のルアー船(同業者)の場合は、鳥山を狙ったり、普段から魚の付きそうなポイントをしつこく狙う釣り方がメインだと思います。(デイゲームの場合)

簡単に言ってしまうと、障害物のないにもない場所へルアーをキャストし魚を狙う釣り方です。
そう、キャストさえできれば何匹か釣れる釣り。
しかし、魚の反応が無いと、釣れる気もしないポイントへ向かって、ひたすらルアーをブン投げているだけの釣り方です。

私は、魚の反応がない場所にルアーを投げ続ける行為が嫌いなので、「釣れない」と判断したらスグに移動し、釣れる可能性の高いポイントを探し回ります。

通常、ストラクチャー(障害物)を狙う場合は、一人2,3回キャストし反応がなければ移動。
こんな感じでポイント移動を繰り返します。

また、鳥山狙いは好んで行ないませんが、近くで怪しい鳥山が出た場合は積極的に狙います。
この場合は、一人3〜5回キャストして反応がなければ移動します。

それ以外、比較的高確率でハネが出るポイントを攻めることがありますが、このようなポイントも、一人3〜5回キャストして反応がなければ移動します。
こんな感じで、次から次へと移動を繰り返すのが福の神丸流の狙い方となります。

もちろん、次から次への移動が良い結果を得る場合もあれば、狙うポイント全てが不発に終わる場合もあります。
しかし、釣れる確立の悪い場所で時間を費やすより、魚の入っているポイントを積極的に探し回る方が良いと思っています。


まあ、この行動力は漁師として生活していた時に得た教訓であり、私の性格として、釣れない釣りを短時間でも続ける事を嫌う気性から、短時間で『粘るか・諦めるか』の結論をスグにだす釣り方を行なっています。

ちなみに、以上のように次から次へと移動を繰り返しますので、移動時間が多くなり釣りをする時間が少なくなってしまうことが良くあります。

このような場合は、無料で時間を延長し、釣りをする時間を増やす事により対応しています。
そう、「福の神丸の乗船して損をした」と思われないよう精一杯努力しています。